事業資金を借入れ、債務超過になった元自営業の４０代男性の事例 ｜福島の債務整理・借金問題の弁護士相談【福島いなほ法律事務所】

依頼者は、建築関係の自営業者でした。数年前に、下請業者及び外注先に代金を支払うためにクレジット会社から借入れをしました。その後も、運転資金や設備投資のために、複数の銀行から融資を受けました。
しかし、売上や取引先の減少により、債務超過となり、借金返済や生活費のために借入れをするようになりました。そこで、資材を処分し返済に充てましたが、すべての債務を返済することはできませんでした。やがて、返済を続けることができなくなり、当事務所に相談にいらっしゃいました。

自己破産の申立てを行いました。不動産を所有していたため、簡易管財事件となりました。他に、申立て前の資材の処分が問題となりましたが、無事、免責許可決定も得られ、借金は全額免除されました（受任から破産申立てまで約２か月、破産申立てから約９か月後に免責許可決定。）。