依頼者は、勤務先の寮に住んでいましたが、このまま寮費を払い続けるより、住宅を購入して住んだ方がよいと考え、住宅ローンを組んで、自宅土地建物を購入しました。
その後しばらくたって、精神的に不安定となり、仕事を辞め、今まで利用してこなかったクレジットカードを買い物などに利用するようになりました。そして、関東での暮らしが嫌になって、実家に戻り、住まなくなった自宅のローンだけが、預金口座から自動引落しされている状態となりました。
やがて、預金も底がつき、自宅所在地の市役所から不動産差押えの書類が届き、当事務所に相談にいらっしゃいました。
住まなくなった自宅のローンおよび固定資産税が支払えなくなった40代派遣社員男性の事例
- 性別:男性
- 年代:40代
- 職業:派遣社員
- 債務額:約2600万円
- 手取り月収:約27万円(家族全体 約27万円)
相談の内容
結果
自己破産の申立てを行いました。自宅土地建物の価値が住宅ローン残高を上回っていることから簡易管財事件となりました。その後、不動産は、競売により売却処分され、無事、免責許可決定も得られ、借金は全額免除されました(受任から申立てまで約9か月、申立てから約11か月後に免責許可決定。)。
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