いました。より条件のよい会社に転職したところ、訪ねてきた金融機関の担当者から、マイカーローンを利用しての自動車購入を勧められました。破産歴もあり、審査は通らないだろうと思っていたところ、審査が通りました。そして、マイカーローンを利用して、中古車を購入しました。
ところが、購入した中古車は、不具合が多く、修理代がかかりました。さらに、マイカーローンを利用した金融機関から勧められるがままに、キャッシングも利用するようになりました。
やがて、コロナ禍のあおりを受け給料が減少し、返済や生活費のため、クレジットカードも利用するようになり、借金が膨らんでいきました。
その後、交通事故を起こしてしまい、不安障害になり、仕事にも身が入らなくなりました。返済を続けていくことは難しいと考え、当事務所に相談にいらっしゃいました。
マイカーローンがきっかけで、2度目の破産をすることになった50代会社員男性の事例

- 性別:男性
- 年代:50代
- 職業:会社員
- 債務額:約540万円
- 手取り月収:約15万円(家族全体 約39万円)
相談の内容
結果
自己破産の申立てを行いました。2度目の破産であること、車の購入や修理代に関する支出が多かったことなどから簡易管財事件も予想されました。裁判官との面接期日が設けられ、過去の破産の経緯が今回とは異なることなどを説明しました。また、家計の収支を見直し、丁寧な説明に努めた結果、同時廃止となりました。
無事、免責許可決定も得られ、借金は全額免除されました(受任から申立てまで約1か月、申立てから約3.5か月後に免責許可決定。)。